1.版画家「長谷川潔」

長谷川潔は、マニエール・ノワールと呼ばれる古い版画技法を復活させ、独自の道を切り開いて世界的な評価を得ています。1891(明治24)年12月31日、横浜道にほど近い西戸部町131（現御所山町47～49）で誕生、近くの戸部小学校に入学しますが、途中で大阪に移住します。第二次世界大戦中の1918年に渡仏、故国に戻ることなく1980(昭和55)年12月11日に同地で没しています。誕生の地に、長谷川に所縁のあるものはないようです。

誕生の地の近くにある横浜美術館は、1991年に生誕百年記念展「長谷川潔の世界」を開催しています。

2.「長谷川潔」碑

大通り公園は、JR関内駅から南に延びる細長い公園です。横浜市営地下鉄建設のために元吉田川、新吉田川を埋立ててできました。地下には伊勢佐木長者町駅と坂東橋駅の２駅があります。

公園のJR関内駅側に、ロダン、ヘンリー・ムーアなど内外彫刻家の像が設置されています。

坂東橋駅側で横浜橋商店街の近くに、「長谷川潔碑」が設置されています。横浜生まれではありますが、なぜここに設置されているかは分かりません。

（2017年12月20日制作）