『第13回津軽路ロマン国際ツーデーマーチ』 第1日

『第13回津軽路ロマン国際ツーデーマーチ』 第1日


1.大会参加

1.1.記録

実施日時:2011年5月14日 08時08分~12時39分

所要時間:4時間31分

歩行時間:4時間14分

歩行距離:23.2Km(公認距離:20.1Km)

到達高度:最高89m・最低19m

地図  :Google Map(使用GPS:GARMIN社製 eTrex VentureHC)
         1.Google Mapの主要地点は計測後に追記したもので、位置については参考とされたい。
         2.写真撮影のため、多少余計に歩いている。

通過点 :弘前城追手門広場~弘前公園亀甲門~岩木川せせらぎ広場~町田交流センター~
         ~船沢公民館~植田・愛宕神社裏側~宮地・馬子橋交差点~岩木川・岩木橋~追手門広場

1.2.案内

1.2.1.弘前城追手門広場

20Kmには「りんご追分コースの愛称」、津軽三味線が響きわたる追手門広場をスタート。雨がぱらついていたが、結局、一日中そこそこの天気でした。

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 津軽三味線演奏
1.2.2.弘前公園亀甲門

追手門を潜り、天守閣を横に見ながら桜の名所・弘前公園を亀甲門へと抜けます。しだれ桜に多少の花びらが残りますが、桜の時期は一週間前に終えています。何となく余韻が残っているようです。

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 追手門
1.2.2.岩木川せせらぎ広場

タンポポが咲き乱れる岩木川の河川敷を進みます。名を知らぬ草花も咲いていてまさに北国の春。

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 岩木川
1.2.3.郊外移動

家並みを抜けると田園風景が広がり、津軽富士・岩木山の雄姿が目に入ります。トラクターがゆっくりと田を起こしていて、見た目には長閑です。

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 岩木山

途中、蔵のあるお宅を何件も見掛けましたが、私が美しく感じた蔵です。軒下の作り、窓の上の模様、腰周り、素敵です。

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 美しい蔵

りんごの花を見るのは恐らく初めて、種類により姿形は様々のようです。満開にはもう少し時間がかかりそうですが、部分的には良く咲いている所があります。種類、場所が関係するのでしょう。

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 りんごの花
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 りんごの花

11Km過ぎから15Km辺りまでは小高い丘を上り下りします。視界が開けるので、一面のりんご畑と岩木山が一望、まさに「りんご追分コース」。

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 りんご畑と岩木山
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 りんご畑と岩木山

途中で石碑を多く見かけます。立派なものが多いのですが、この馬頭観音もその一つ。その昔、農業は馬と共にあったことが想像できます。台座に錆びた蹄鉄が置かれていて印象的です。

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 馬頭観音

丘を過ぎたら、岩木山を背にしてゴールを目指します。農道を歩いていたら、スピーカーから津軽三味線の音が流れてきました。どうも正午の知らせのようです。

1.2.4.岩木川・岩木橋

岩木橋の際にあったアイスキャンデー屋さんで小休止。アイスキャンデー60円、フルーツ入り100円。暑くて喉が渇いていたので、二本も食べてしまいました。

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 アイスキャンデー屋さん
1.2.5.弘前城追手門広場

4時間半で追手門広場に戻りました。頼んでおいた弁当を受け取り、御もてなしのトン汁を頂いて昼食。

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 歩き終えて

岩木山の眺望、りんごの花、春の田園風景、強いて付け加えると桜の名残り。このコースは、自然と人間の営みを感じられる良いコースと感じました。

2.自由行動

20Kmコースにエントリーした場合、8時にスタートすると13時から14時の間にはゴールします。それから周辺を観光します。
明治時代の弘前には、国内でいち早くキリスト教が布教されたそうで、キリスト教三宗派が揃っているようです。その影響もあってか洋風建築が広まり、第二次世界大戦の空襲も受けなかったために、今もその姿を留めているとのことです。

2.1.旧弘前市立図書館

ツーデーマーチのスタート・ゴール地点のすぐ脇に、旧弘前市立図書館があります。お弁当を食べながら、左右に八角形の塔を持つルネッサンス風の木造建築を眺めていました。

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 旧弘前市立図書館
2.2.弘前城

桜の季節の報道で幾度も見た弘前城天守閣は、隅櫓かと思うほど小さなものでした。本来は大きなもののようですが消失し、隅櫓を天守閣に作り直したようですから、あながち私の見立ても間違ってはいないようです。天守閣広場から見るとなおさら小さく見えます。今の広場には、本丸御殿があったそうで、日常生活はそこで行われるので、何の差し障りがあるわけではないようですが。
名残りの桜がちらほら。経緯はあるようですが、今の桜はおよそ100年前に植えられたそうで、100年経過すると名所になるかと思いました。

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 弘前城天守閣
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 弘前城天守閣
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 弘前城南内門

弘前城内に満開の桜かと思いましたが、ウコンでした。

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 ウコン
2.3.青森銀行記念館

青森銀行記念館、青森県で最初の銀行である旧第五十九銀行の本店。銀行らしい落ち着いたルネッサンス洋式の建築は、太宰治の生家・斜陽館も手がけた堀江佐吉の設計・施工によるものだそうです。

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 青森銀行記念館斜め正面
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 青森銀行記念館右側面
2.4.日本キリスト教団弘前教会

日本キリスト教団弘前教会には既視感がありました。ノートルダム寺院に似た双塔木造ゴシック様式だそうで、写真や絵で見たノートルダム寺院がイメージされたかも知れません。今見てもモダンな感じがしますが、往時の人たちはどのような思いでながめたのでしょう。知りたい気がします。

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 日本キリスト教団弘前教会・正面
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 日本キリスト教団弘前教会・玄関
2.5.フレンチレストランY

夕食はホテル近くの「フレンチレストランY」。なるべく質素な旅行を心がけているのですが、「木村秋則さんの自然農法栽培りんごの冷製スープ」を頂けるとのことでしたので出かけました。りんごの自然の甘みに淡いクリームが加わったスープは絶品。できればりんごを丸かじりしたい思いがしました。他もおいしく頂きましたが、フルコースメニューしかなく、私は一皿少なくて良さそうです。マーチングに出かけて、太って帰るのは何だかな。

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 木村秋則さんの自然農法栽培りんごの冷製スープ

(2011年05月17日記録)


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Published on 2011.05.17