『第13回津軽路ロマン国際ツーデーマーチ』 前日
1.自由行動
前日（2011年5月13日）移動。青森空港でレンタカーを借用、龍飛岬の名所に立寄りながら、今夜の宿泊地・弘前に向かいました。主な立寄り先は、道の駅・いまべつ～龍飛岬龍飛館～龍飛崎灯台～十三湖～金木町斜陽館～金木町芦野公園でした。
所要時間は7時間20分、このうち見学時間等は2時間20分。道路は全区間２車線以上で、市街地を除けば交通量は極めて少なく、特に急いだ区間もありませんでした。
1.1.旧奥谷旅館（現龍飛岬観光案内所）
竜飛埼、龍飛埼、竜飛岬、龍飛岬と表記がいくつかあるようですけど、ここでは龍飛岬を採ります。
青森空港から「龍飛岬」までは途中の小休止を含んで２時間少々、津軽線に沿って走りました。津軽半島の海岸線を丹念に走りたい思いもあったのですが、時間的に無理。
「旧奥谷旅館」は太宰治や棟方志功ゆかりの宿、現在は外観をそのままにして「龍飛岬観光案内所」に変わり、中には太宰治や棟方志功ゆかりの品が展示されています。龍飛崎灯台は背後の丘の上の右端辺りです。
道を挟んだ「太宰治文学碑」には、小説・津軽の一節『ここは本州の袋小路だ。読者も銘肌せよ。・・・』が刻まれています。
1.2.龍飛崎灯台
津軽海峡に面した小高い丘の上の「龍飛崎灯台」には冬を思わせる突風が吹き荒れ、体全体が揺れます。遠望は利かず、北海道の端は見えません。しかし、何か判らないけど龍飛らしいと。
1.3.階段国道
龍飛崎灯台近くの「国道339号線」の一部は、人しか通行できません。なぜならな階段だからです。有名なようですが、私は現地で知りました。
1.4.津軽海峡冬景色歌謡碑
石川さゆりが歌う『津軽海峡冬景色』、作詞は阿久悠、作曲・編曲は三木たかし、名曲だと思います。龍飛崎灯台近くの「津軽海峡冬景色歌謡碑」には、『ごらんあれが 竜飛岬 北のはずれ・・・』と、二番の歌詞がメインで刻まれています。
1.5.十三湖
13本の川が流れ込むから「十三湖」と言うそうです。汽水湖で蜆の名産地、昼食はここでと思っていました。もちろん蜆汁付きで。
蜆汁は澄まし汁で、大き目のお椀に汁からはみ出るほどに蜆が入ってなかなかの美味。メニューに蜆ラーメンもあって、確か普通が700円で特選が1000円、何が違うか聞いたら、中に入る蜆の大きさが違うそうです。もちろん、特選は大型の蜆を使うそうです。
1.6.斜陽館
太宰治の生家「斜陽館」。太宰治ファンではありません。しかし、津軽に来て素通りするほどの文学音痴でもない、まあ、他人さまがどう見てくれるかは知りませんが。
「斜陽館」は写真等で見たことがありますけれど、想像以上の豪邸です。太宰は、津島源右衛門の第十子六男として誕生、母夕子（たね）が病弱のため叔母きゑに預けられ、叔母付きの使用人タケが子守でした。
幼少期の環境が太宰治の文学に影響を与えただろうし、その生涯にも影響を与えたでしょう。誰しも影響を受けないことは無いけれど、太宰治の場合はより大きかったように感じました。
1.7.太宰治文学碑と太宰治像
斜陽館から2Kmほどの距離に「芦野公園」があり、園内に「太宰治文学碑」と「太宰治像」が建立されています。桜の名所、小動物園もあり、津軽鉄道が園内を横切り、ゆっくり散歩するのも楽しいかも知れません。私は雨が降り始めたので早々に退散しました。
1.8.弘前
宿泊は、弘前城近くのビジネス・ホテル。マーチングの出発・到着会場まで徒歩10分ほどの位置です。
1.8.まとめ
津軽半島を駆け足で一周。龍飛岬の押し戻されそうな突風、太宰治の生家・斜陽館が記憶に残ります。十三湖で食した蜆汁は美味でした。
（2011年05月19日記録）